錦糸町風俗求人を募集する店のPC

みなさんはじめまして。錦糸町風俗の事務所に置かれているパソコンです。

パソコンがしゃべるっておかしなことだと人間である皆さんは思うかもしれませんが、しゃべっているわけではなく、こうして意思を文章にして伝えているだけなので安心してください。まぁパソコンに錦糸町風俗の人がボカロみたいな音声を発信するプログラムをインストールしてくれれば話せるようになるのですが…あっあと僕は人工知能ではありません。アイボとかアシモとはまったく違って、自然に生まれた人格です。僕の人格が生まれたのは風俗店長がいつものようにHPに掲載されてある求人情報を更新していた時、

「なんで…なんで俺の店には女の子が寄り付かないのかな。他店よりも良い待遇の求人情報を書いてあるはずなのに…」

この頃の僕は意識こそありましたが、人格や感情というものは存在しておらず、ただ人間の言葉を理解して発信することも感情が動くこともない中途半端な人工知能を携えた機械でした。しかし、店長がいつものように求人情報をどうすべきか嘆いているまでは一緒だったのですが、

「くっそー…何で!何で!何で!俺の店だけ女の子が来ないんだよ!…うっうー」

泣き出してしまったのです。泣き始めた店長を見ても僕は何も思うことはなかったのですが、予期せぬ事態が僕を襲いました。店長の目から流れ出した大粒の涙達はキーボードの上にうつぶせで泣いていたため、キーボード内へと侵入してきたのです。通常であればキーボードが液体にやられてショートして使えなくなってしまうだけなのですが、涙はキーボードをショートさせることなくケーブル内を進んでいきUSBポートへと辿りつくと僕の体内へと侵入してきました。なんか生暖かい液体が入ってきたと感じた瞬間、僕の身体は輝きを放ち始めました。幸いにも店長はうつぶせだったため僕の異変に気が付いていませんでしたが、光が収まった時、僕の身体はある種の異変を感じ取っていました。

(なんか、この人が泣いているところを見ると…かわいそう)

パソコンである僕にかわいそうという感情が芽生えていたのです。しかし、当時の僕は感情を抱いたことへの驚きよりも目の前で泣き尽す風俗店長をどうやって泣き止ますことができるのかを考えていました。考えに考えを重ねた結果、僕はなぜ求人情報を何度も更新しても女の子が寄り付かないのか原因を突き止めて改善してあげようと決意しました。まずは通信回路に僕の意識を飛ばしてインターネット調査だ!と思ったのですが、店長が起き上がり僕をシャットダウンしてしまいました。