男性へのトリートメントの手技について
■男性の外見的な特徴
(女性と比較して)
・体が大きい
・筋肉質
・体毛が多い
■実践的なコツ
1.オイル塗布の段階で、体毛の濃い部分に対して、毛を逆立てるように多めに塗布しておく
→手技を行う際のすべりをよくして、スムーズにトリートメントが行える
2.ストロークの長さが長くなるので、ベッドサイドでの、自分のポジションを工夫して楽に長いストロークができるようにしておくと良い
→ベッドのサイドに立ち、(ベッドの頭側から背中に行うより)腰から頭部へのエフルラージュをおこなうと、対応しやすい
3.足の位置を広めにとり、腕だけで行うのではなく、全身を使うことで、うまく体重を使い、ストロークにも、力を加えることができる
4.しっかりと筋肉をとらえて、揉む動作をおこなうようにイメージするとよい。そして、このときに、筋肉の位置をしっかりととらえて、軽く圧をかけながら、揉捏するようにするとよい
■強めの刺激を望む人に
実際の手技として、特に男性では、比較的強刺激の手技を好む傾向が強いです。
そこで、比較的トリートメントにとりいれられている圧迫法を強い刺激を好む男性に使うと、より効果的だと思います。
力の弱い女性がおこなうには、まず、両手の親指を重ねて使います。このほうが、力もよく入り、指への負担も軽くすみます。
重ねた親指を、筋肉の緊張の強い部分にあて、ゆっくりと力を加えていきます。このとき、指は皮膚に対して、垂直に当て、力の方向は、そのまま垂直に加えることで、体の中心に向かうようにしてください。力は、除々に加えて気持ちのいい程度のところで止めます。そのまま、3拍間ほどとめておいてから、ゆっくりと力を抜きます。このときに反動はつけないようにして下さい。
圧迫法を行う上での注意は、強い痛みを与えるのは目的ではなく、気持ちいいくらいにしておきましょう。強すぎると、かえって筋肉を傷つけてしまうことと、筋肉はいくつもの層をなしているのて、適切な位置でおさないと、緊張している部分をとおりすぎてしまいます。主に、肩上部、腰部、大腿後面に使うと良い効果がえられます。
■より良いトリートメントに向けて
男性は物事を論理的に理解しますので、なぜこのようなマッサージ、精油が必要かをきちんと説明してくれることを望まれることが多いです。コンサルテーション/アドバイスなどの場面において解剖生理などの知識/生活習慣病/栄養につてなどセラピストとして幅広く知識を身につけておく必要があります。
男性が悩む代表的症状
1.前立腺肥大それにまつわる排尿障害(残尿感、尿の出が悪くなる、度々尿意を持つなど)
2.ストレスによる様々な体調不良(例:欝、胃潰瘍、頭痛、不眠、ストレス性皮膚炎など)
3.お酒の飲みすぎ、食生活による体調不良(肝機能障害など)
4.高血圧、糖尿病などの成人病
時として、特に男性は、心に幾重もの「鎧」をまとっていることもあり、"内面"を出すことに、抵抗や恐れを感じている場合があります。よって、施術前のカウンセリングを通して、その「鎧」をまるで薄皮をはがすように丁寧に取り除けるように努めるとよいでしょう。
ただし、カウンセリングはクライアントにリラックスしていただくものでもあります。自分の事はあまり聞かれたくないという方に対して、情報を無理に聞き出そうとして逆に不快を覚える方もいらっしゃいますので、その時は最高の技術と環境を提供することを考えてあげる方が効果があります。
■男性の生理を理解しましょう
男性はその生理上、相手に性的な感情を持たなくても勃起してしまう生理現象や、トリートメントされると弱い部位があります。
このようなことに直面したときでも、決して怖がらず、一度深呼吸をするなど、平常心を保つことで、相手のリズムも同時にとり戻していくことが大切です。
セラピストであるあなたが、男女の区別なくアロマテラピーの素晴らしさを一人でも多くの方に知ってもらえる努力をしていただけるととても嬉しいです。
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